CQ誌デビュー!(2017年1月号)

CQ誌にデビューしました!
拙稿「ドイツ・イタリア・フィンランド 欧州3国運用記」(CQ ham radio 2017年1月号92頁)

CQ誌のウェブサイトにまで。
http://www.cqpub.co.jp/cqham/

当ブログの2016年11月6日付け記事で「ヨーロッパで運用(続きは後日)」としたのは、CQ誌に記事を書かせていただいていたからなのでした。

若干の補足です。

CEPT T/R61-01に関する拙稿はこちら

93頁の注に、海外のD-Starレピーターを検索できるサイトのURLを貼り付けましたが、詳しくは以下のとおりです。
※4  D-STAR InfoのClosest Repeatersページ
http://www.dstarinfo.com/closest-repeaters.aspx       :ロケーションを入力して検索。

※5 D-STARusers.orgのRepeater Directory
http://www.dstarusers.org/repeaters.php       :countryを選択。
または
http://www.jfindu.net/DSTARRepeaters.aspx       :コールサインを選択。以前は地図が見えたのですが・・。

以上、検索結果は微妙に異なるようです。

※6 ヨーロッパのD-STARネットワークであるircDDBに接続しているレピーター・アクセスポイントの一覧
http://ircddb.net/       :ここで国を選択。

JAからEUにアクセスできるD-STARレピーター・ホットスポットは、実は少ないことがわかります。

フィンランドで訪問させていただいたRadio Club of Kauniainenのウェブサイトはこちら:
http://www.krk.fi/in-english
https://www.qrz.com/db/OH2K/

Nokiaの携帯電話のアマチュア機化に関するページ:
http://oh3tr.ele.tut.fi/english/modifications.html

ご感想などお聞かせいただけましたら幸いです。

「CEPT勧告 T/R61-02」(従事者免許の相互認証)は国籍を問わない!

「CEPT勧告 T/R61-02」(従事者免許の相互認証)に日本が参加したことを受け、告示の改正案がパブコメにかかっていましたが、寄せられた意見に対する総務省の考え方が公表されました。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000205.html

国籍による制約がかかるのかどうか(免許発給国=国籍でないといけないのか)について質問していました(私の意見は19番です。)が、以下のように、国籍は問わないという回答でした!

  • 「CEPT 勧告 T/R61-02 付録第2号別表 第1号に規定される国」が発給する 「CEPT 勧告 T/R61-02 付録第2号別表 第1号に規定される資格」を有するも のであれば、国籍を問わず、第1級ア マチュア無線技士と同等の資格を有す る者として扱われます。
  • また、第1級アマチュア無線技士免許 を有する者は、「CEPT 勧告 T/R61-02 付 録第2号別表第1号に規定される国」 においても、国籍を問わず、CEPT 勧告 T/R61-02 に基づく資格を有する者とし て取り扱われます。 

CEPT各国の資格を日本がどう受け容れるかについては、日本当局が決めることなので回答があると思っていましたが、日本の1アマがCEPT各国でどう受け容れられるのかは相手側のことであり、ひょっとすると見解は示されないのではないかと思っていました。断言していることからすると、総務省はCEPT側と調整した上で回答してくださっているのでしょう。

私は、何ごとも、アマチュア無線家の国際親善・交流を促進する方向の制度設計であってほしいと願っています。日本が国籍を問わず各国のアマチュア無線家を受け容れ、その輪が他の国にもが広がっていけば、巡り巡って日本人もまた各国で受け容れられやすくなるものと信じています。今回の総務省のご英断に歓迎と感謝の意を表したいと思います。

それにしても、「CEPT勧告 T/R61-01」(短期滞在者用の局免の相互認証)への参加を希望する意見が多かったですね(JARLも同意見)。総務省としては「世論のバックアップ」が欲しかったのかも。期待したいと思います。

 

ヨーロッパで運用(その1・ドイツ編)

先日、仕事の関係でヨーロッパに出張してきました。いちお、ID-51とFT-857を持参し、合間をみて現地でアマチュア無線を運用してきました。

1番目の滞在地はドイツ・ミュンヘンです。コールサインはDO/7K1BIB。滞在時間が短かったこと、2アマでは14MHz帯の運用が認められなかった等の理由で、430MHz帯のレピーター運用のみでした。

ミュンヘンには、DB0TVMというD-Starレピーターがあります。(http://www.db0tvm.de/)。JAで配布されているIcomのレピーターリストにも入っています。ミュンヘン市内からハンディホイップでアクセスできましたが、JAの友人各局がワッチしている西東京430にGateway運用できません。。。

現地の管理者に問い合わせたところ、DB0TVMはircDDBネットワークにぶら下がっているため、このネットワークと互換性のない多くのJAのレピーターにはアクセスできないことがわかりました。JAでは、ここ↓にリストされるレピーターにしかつながらないそうです。

http://status.ircddb.net/cgi-bin/ircddb-gw?JPN

この中で、JAの友人各局からアクセスできる稲毛430(JP1YJQ)を通じて、CQを出していたところ、なんと、地元のDL局から日本語でお呼び頂きました。JAIGの会長を務めていらっしゃるとても著名な方で、大変光栄でした。JAから呼ばれないかと、このDB0TVMをよく聞いていらっしゃるそうです。

その後、無事JAのローカル局ともQSOすることができました。

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他に、DB0ELというEcholinkのレピーターにもアクセスできましたが、QSOには至りませんでした。

遺憾ながら、JAのD-Star網の「ガラパゴス化」しています。そのことを体感した運用でした。

日本人でも一部利用できるCEPT勧告

(10/02 追記)もとより、この記事は、今後同様の取扱がなされることを保証するものではありません。運用にあたっては各国当局にあらためて確認される等、個人個人の責任でお願い致します。

CEPTとは、「欧州郵便電気通信主管庁会議」の略ですが、アマチュア無線の世界では、CEPTが採択した勧告”CEPT Recommendation T/R 61-01 CEPT Radio Amateur License”を指してCEPTということがあります。ここでは以下「CEPT勧告」といいます。

加盟国内では、行政手続も手数料もなしにアマチュア無線の運用ができるという素晴らしい制度です。

CEPT勧告にはアメリカ合衆国も加盟していますが、日本人は、米国のアマチュア無線免許を持っていても、CEPT勧告を利用して加盟国で運用することはできないといわれてきました。

確かに、CEPT勧告に参加しているアメリカ合衆国のFCCが、”AMATEUR SERVICE OPERATION IN CEPT COUNTRIES” (DA-11-221)というPublic Notice(以下「FCC Notice」といいます。)を出していることが知られています。

https://apps.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/DA-11-221A1.pdf

このFCC Noticeには、General以上のFCC免許を保有する”a U.S. citizen”は、CEPT勧告採択国でアマチュア無線を運用できると書かれています。「米国市民」でなければ、米国無線免許保持者でも、CEPT勧告を利用できないかのようです。

(11/02追記)このFCC Noticeの改訂版が2016年9月16日に”DA 16-1048″として発行されているとの情報を頂きました。比較しましたが、CEPT加盟国のリストがアップデートされているだけで、実質的な内容に変更はありませんでした。

http://transition.fcc.gov/Daily_Releases/Daily_Business/2016/db0916/DA-16-1048A1.pdf

●ですが、CEPT勧告は、受け入れ国(アマチュア無線の運用が行われる国)の側に、他の国の政府が発行したアマチュア無線の免許を(手続も手数料もなしに)承認するを勧告するものです。ですので、他の国の免許を承認し運用を許すか否かは、免許を発行した国が判断するのではなくて、受け入れ国の判断によるはずです。FCC Noticeは、免許を発行した国の意見であって、受け入れ国側の判断を拘束するものではないと解釈できます。

IARU Region 1のウェブサイトの”Operating Abroad”という記事にも、”The key point is that the operating privileges for the visitor operating under the CEPT Licence are defined by the COUNTRY BEING VISITED, NOT THE PRIVILEGES IN HIS OWN COUNTRY.”と書かれていました。

http://www.iaru-r1.org/index.php/operating-abroad

●このような視点に立って、虚心坦懐にCEPT勧告の原文を見てみました。CEPTの1部門であるEuropean Communication Officeのデータベースのこの↓ページに掲載されています。

http://www.erodocdb.dk/doks/implement_doc_adm.aspx?docid=1802

原文を見てみると、国籍要件は書かれていないことがわかります。すなわち、「アマチュア無線免許の発行国と国籍が一致していなければ、CEPT勧告は利用できない」という趣旨のことは、明記はされていないのです。

そこで、近いうちに訪問を予定している国のアマチュア無線を管轄している当局に、問い合わせを行ってみました。その結果は以下のとおりです。

●Finland
問い合わせ先:Finish Communications Regularoty Authorityのウェブサイト上の申請用紙(Application for Amateur Radio License)に記載されていたメールアドレス。
https://www.viestintavirasto.fi/attachments/lomakkeet/ATe.pdf

回答:(Spectrum Managementの担当者より)CEPT勧告は、アマチュア無線免許の発行国と国籍が一致してしていることを要求していないから、日本人が米国の免許を元にフィンランドで運用することは可能。手続は何も要らない。コールサインはOH/AC1AM。

●Estonia
問い合わせ先:Technical Regulatory Authorityのウェブサイト上に、Application for amateur radio licenseの送付先として記載されていた担当者。
http://www.tja.ee/applying-for-and-granting-of-radio-amateur-licence-3/

回答:CEPT勧告は、アマチュア無線免許の発行国と国籍が一致してしていることを要求していないから、日本人が米国の免許を元にエストニアで運用することは可能。手続は何も要らない。コールサインはESx/AC1AMで、xにはエリアナンバーを入れよ。首都タリンならES1/AC1AMとなる。

●Italy
問い合わせ先:Ministero dello Sviluppo Economico

回答:(問い合わせた人と別の担当者から)日本人であるあなたに、米国の免許に基づく3ヶ月のイタリアでの運用許可を出す。任意の書式の申請書と、米国免許をPDFで送付。費用は16ユーロ。
注:CEPT勧告に基づくものではないようです。許可の根拠は調査中。

●Germany
問い合わせ先:Bundesnetzagentur (Federal Network Agency)のウェブサイトに掲載されていた、Application for a 3-month Temporary Admission to participation in the amateur service in Germany )に記載されていたメールアドレス。

http://www.bundesnetzagentur.de/cln_1412/EN/Areas/Telecommunications/Companies/FrequencyManagement/AmateurRadio/amateurradio_node.html
回答:CEPT勧告の別紙2と4によれば、免許人の”National callsign”と訪問国のプリフィックスを組み合わせたコールサインを使うとあるから、自分の国籍の国がCEPT勧告に参加していることが必要。ただし、7日間のTemporary Admissionを無料で出してやる。

注:DARC(http://www.darc.de/der-club/referate/ausland/main-page-english/visitors-to-dl/)によれば”only in special cases”のはずである7日間のライセンスを、無償で受けることができました。私は日本では2アマなので、ドイツでは下級(Klasse E)と見なされるようです。コールサインは「DO/7K1BIB」が指定され、運用周波数は1.8MHz, 3.5MHz, 21MHz, 28MHz, 144MHz, 430MHz, 10GHz帯のみでした。

●以上のとおり、少なくともFinlandとEstoniaは、日本人による米国免許に基づく手続なしの運用が認められました。また、Norwayも同様であるとの話を聞いたことがあります。ネット情報(http://www.qsl.net/jh4rhf/offer/eu/eu.html )によれば、Swissでも、米国免許に基づく日本人の運用が許された例があるようです。他の国でも認められるかもしれません。

Ham Fair 2016行ってきました。

今年も行って参りました。
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今年は体感として、去年よりも盛況だったと聞きました。新製品が目白押しだったからですかね。
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無法協の社団局(JQ1ZOR/1)を430で運用し、5局から立て続けに呼んで頂きました。

ICOMのブースの抽選くじで頂きました!
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既知の人との再会、新しい出会い、とても有意義でした。