Paris/England/Walesで運用します。

(English text below.)

夏期休暇でパリとイギリスに行ってきます。現地ではVacation Styleでアマチュア無線を運用する予定です。

8月9日~11日
場所:パリ
Callsign: F/7K1BIB
D-STARに出ます。パリ近郊のF1ZPLレピーターを使用する予定です。
DRモード設定方法:
TO:「 Courbevoie/F1ZPL C」または「Courbevoie/F1ZPL B」
FROM:お近くのレピーター

(2017-08-10追記)パリ現地で試したところ、F1ZPL C(430MHz)は停波していました。F1ZPL B(144MHz帯)は稼働していますが、JAのG1系レピーターにはアクセスできません。DCS021Cにはアクセスできました。
出られる可能性が高い時間帯(日本時間)
8月10日(木)夕方~深夜 ←D-STARでDCS021C、稲毛430にリンクしCQを発するもQSO成立せず。地元の144MHz帯Call周波数(145.500MHz)でCQを出すもQSO成立せず。144MHz帯と430MHz帯のバンド内をスキャンするもQSOは確認できず。
8月11日(金)夕方~深夜

8月11日~16日
場所: 南部イギリス(ウェールズ含む)
Callsign: M/AC1AM(イングランド内)、MW/AC1AM(ウェールズ内)
HFとD-STARに出ます。使用するレピーターは未定。APRSにビーコンを出すかもしれません。
出られる可能性が高い時間帯(日本時間)
8月13日(日)夕方~14日(月)早朝@ウェールズ
あとは、日本時間の早朝(現地の夜)または日本時間の夕方~深夜(現地の朝~日中)

なお、日本人であっても、米国Extra級の免許を元にCEPT TR61-01に基づいて英国国内で運用してよいことは、英国のOfcom (https://www.ofcom.org.uk/ )に確認済みです。

詳細はこのブログまたはTwitterでアナウンスします(https://twitter.com/7K1BIB )。

(English text)

I am going to visit Paris and UK. I will operate ham radio there on the vacation style basis.

August 9 to 11 (UTC)
Place: Paris
Callsign: F/7K1BIB
Band: D-STAR Repeater F1ZPL

August 11 to 16 (UTC)
Place: Southern England and Wales
Callsign: M/AC1AM (in England), MW/AC1AM (in Wales)
Band: HF and D-STAR. Maybe on APRS.

Please send your QSL card to 7K1BIB, my home callsign.
Further announcement will be on Twitter (https://twitter.com/7K1BIB ).

 

Eric Meth, VE3EI, silent key.

2014年、トロントで大変お世話になったEric, VE3EIの訃報に接しました。彼はトロントのD-STARレピーターVE3YYZの管理者でした。2日間も私に時間を割いてくれました。忘れてしまったID-51の充電器を貸してくれ、VE3YYZの設備や無線ショップをはしごしてくれました。工具からジャンクまであらゆるものが揃った、無線家なら誰もが興奮するような店に到着して私が驚くと、「ニヤリ」とした彼の笑顔を忘れられません。

ご冥福をお祈り申し上げます。

Eric, in autumn 2014 you brought me everywhere with ham nature in Toronto, including the facility of VE3YYZ repeater and ham shops.  I never forget your smile and kindness.  May rest in peace.

73, Taka, 7K1BIB

続きを読む

D-STAR懇談会についてJAIG News #130に載せて頂きました。

昨年秋にミュンヘンを訪問した際、現地のD-STARレピーター経由で、ミュンヘンにお住まいの著名な日本人ハム、DF2CW壱岐さんとQSOすることができました。そのことがきっかけで、D-STARネットワークを経由した日独のSchedule QSOに参加するようになり、また、JAIG (Japanese Radio-Amateurs In Germany)にも入会させて頂きました。

2017年3月13日には、D-STARネットワークを経由した海外交信に興味をお持ちの方々の間で「D-STAR懇談会」を開催したのですが、その様子を、JAIG News 130号に掲載して頂きました。

http://www.pluto.dti.ne.jp/~jr0dlu/JAIG_ZEITUNG/Nr130/jaig_zeitung_top.htm

ニュースを発行して下さっているDF2CW 壱岐さん、原稿を書いて下さったJA1IFB 福田さん、ありがとうございました。

ヨーロッパで運用(その1・ドイツ編)

先日、仕事の関係でヨーロッパに出張してきました。いちお、ID-51とFT-857を持参し、合間をみて現地でアマチュア無線を運用してきました。

1番目の滞在地はドイツ・ミュンヘンです。コールサインはDO/7K1BIB。滞在時間が短かったこと、2アマでは14MHz帯の運用が認められなかった等の理由で、430MHz帯のレピーター運用のみでした。

ミュンヘンには、DB0TVMというD-Starレピーターがあります。(http://www.db0tvm.de/)。JAで配布されているIcomのレピーターリストにも入っています。ミュンヘン市内からハンディホイップでアクセスできましたが、JAの友人各局がワッチしている西東京430にGateway運用できません。。。

現地の管理者に問い合わせたところ、DB0TVMはircDDBネットワークにぶら下がっているため、このネットワークと互換性のない多くのJAのレピーターにはアクセスできないことがわかりました。JAでは、ここ↓にリストされるレピーターにしかつながらないそうです。

http://status.ircddb.net/cgi-bin/ircddb-gw?JPN

この中で、JAの友人各局からアクセスできる稲毛430(JP1YJQ)を通じて、CQを出していたところ、なんと、地元のDL局から日本語でお呼び頂きました。JAIGの会長を務めていらっしゃるとても著名な方で、大変光栄でした。JAから呼ばれないかと、このDB0TVMをよく聞いていらっしゃるそうです。

その後、無事JAのローカル局ともQSOすることができました。

IMG_1203.JPG

他に、DB0ELというEcholinkのレピーターにもアクセスできましたが、QSOには至りませんでした。

遺憾ながら、JAのD-Star網の「ガラパゴス化」しています。そのことを体感した運用でした。

日本人でも一部利用できるCEPT勧告

(10/02 追記)もとより、この記事は、今後同様の取扱がなされることを保証するものではありません。運用にあたっては各国当局にあらためて確認される等、個人個人の責任でお願い致します。

CEPTとは、「欧州郵便電気通信主管庁会議」の略ですが、アマチュア無線の世界では、CEPTが採択した勧告”CEPT Recommendation T/R 61-01 CEPT Radio Amateur License”を指してCEPTということがあります。ここでは以下「CEPT勧告」といいます。

加盟国内では、行政手続も手数料もなしにアマチュア無線の運用ができるという素晴らしい制度です。

CEPT勧告にはアメリカ合衆国も加盟していますが、日本人は、米国のアマチュア無線免許を持っていても、CEPT勧告を利用して加盟国で運用することはできないといわれてきました。

確かに、CEPT勧告に参加しているアメリカ合衆国のFCCが、”AMATEUR SERVICE OPERATION IN CEPT COUNTRIES” (DA-11-221)というPublic Notice(以下「FCC Notice」といいます。)を出していることが知られています。

https://apps.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/DA-11-221A1.pdf

このFCC Noticeには、General以上のFCC免許を保有する”a U.S. citizen”は、CEPT勧告採択国でアマチュア無線を運用できると書かれています。「米国市民」でなければ、米国無線免許保持者でも、CEPT勧告を利用できないかのようです。

(11/02追記)このFCC Noticeの改訂版が2016年9月16日に”DA 16-1048″として発行されているとの情報を頂きました。比較しましたが、CEPT加盟国のリストがアップデートされているだけで、実質的な内容に変更はありませんでした。

http://transition.fcc.gov/Daily_Releases/Daily_Business/2016/db0916/DA-16-1048A1.pdf

●ですが、CEPT勧告は、受け入れ国(アマチュア無線の運用が行われる国)の側に、他の国の政府が発行したアマチュア無線の免許を(手続も手数料もなしに)承認するを勧告するものです。ですので、他の国の免許を承認し運用を許すか否かは、免許を発行した国が判断するのではなくて、受け入れ国の判断によるはずです。FCC Noticeは、免許を発行した国の意見であって、受け入れ国側の判断を拘束するものではないと解釈できます。

IARU Region 1のウェブサイトの”Operating Abroad”という記事にも、”The key point is that the operating privileges for the visitor operating under the CEPT Licence are defined by the COUNTRY BEING VISITED, NOT THE PRIVILEGES IN HIS OWN COUNTRY.”と書かれていました。

http://www.iaru-r1.org/index.php/operating-abroad

●このような視点に立って、虚心坦懐にCEPT勧告の原文を見てみました。CEPTの1部門であるEuropean Communication Officeのデータベースのこの↓ページに掲載されています。

http://www.erodocdb.dk/doks/implement_doc_adm.aspx?docid=1802

原文を見てみると、国籍要件は書かれていないことがわかります。すなわち、「アマチュア無線免許の発行国と国籍が一致していなければ、CEPT勧告は利用できない」という趣旨のことは、明記はされていないのです。

そこで、近いうちに訪問を予定している国のアマチュア無線を管轄している当局に、問い合わせを行ってみました。その結果は以下のとおりです。

●Finland
問い合わせ先:Finish Communications Regularoty Authorityのウェブサイト上の申請用紙(Application for Amateur Radio License)に記載されていたメールアドレス。
https://www.viestintavirasto.fi/attachments/lomakkeet/ATe.pdf

回答:(Spectrum Managementの担当者より)CEPT勧告は、アマチュア無線免許の発行国と国籍が一致してしていることを要求していないから、日本人が米国の免許を元にフィンランドで運用することは可能。手続は何も要らない。コールサインはOH/AC1AM。

●Estonia
問い合わせ先:Technical Regulatory Authorityのウェブサイト上に、Application for amateur radio licenseの送付先として記載されていた担当者。
http://www.tja.ee/applying-for-and-granting-of-radio-amateur-licence-3/

回答:CEPT勧告は、アマチュア無線免許の発行国と国籍が一致してしていることを要求していないから、日本人が米国の免許を元にエストニアで運用することは可能。手続は何も要らない。コールサインはESx/AC1AMで、xにはエリアナンバーを入れよ。首都タリンならES1/AC1AMとなる。

●Italy
問い合わせ先:Ministero dello Sviluppo Economico

回答:(問い合わせた人と別の担当者から)日本人であるあなたに、米国の免許に基づく3ヶ月のイタリアでの運用許可を出す。任意の書式の申請書と、米国免許をPDFで送付。費用は16ユーロ。
注:CEPT勧告に基づくものではないようです。許可の根拠は調査中。

●Germany
問い合わせ先:Bundesnetzagentur (Federal Network Agency)のウェブサイトに掲載されていた、Application for a 3-month Temporary Admission to participation in the amateur service in Germany )に記載されていたメールアドレス。

http://www.bundesnetzagentur.de/cln_1412/EN/Areas/Telecommunications/Companies/FrequencyManagement/AmateurRadio/amateurradio_node.html
回答:CEPT勧告の別紙2と4によれば、免許人の”National callsign”と訪問国のプリフィックスを組み合わせたコールサインを使うとあるから、自分の国籍の国がCEPT勧告に参加していることが必要。ただし、7日間のTemporary Admissionを無料で出してやる。

注:DARC(http://www.darc.de/der-club/referate/ausland/main-page-english/visitors-to-dl/)によれば”only in special cases”のはずである7日間のライセンスを、無償で受けることができました。私は日本では2アマなので、ドイツでは下級(Klasse E)と見なされるようです。コールサインは「DO/7K1BIB」が指定され、運用周波数は1.8MHz, 3.5MHz, 21MHz, 28MHz, 144MHz, 430MHz, 10GHz帯のみでした。

●以上のとおり、少なくともFinlandとEstoniaは、日本人による米国免許に基づく手続なしの運用が認められました。また、Norwayも同様であるとの話を聞いたことがあります。ネット情報(http://www.qsl.net/jh4rhf/offer/eu/eu.html )によれば、Swissでも、米国免許に基づく日本人の運用が許された例があるようです。他の国でも認められるかもしれません。