「2023年世界無線通信会議(WRC-23)に向けた我が国の考え方(案)」についてパブコメ意見提出

来年のWRC-23で、1200MHz帯におけるアマチュア業務の見直しが議論されます。日本政府の「考え方」の案がパブコメにかかりました。

私は、以下の意見を提出しました。

「1,240-1,300MHz帯に二次分配されているアマチュア業務及びアマチュア衛星業務から無線航行衛星業務(RNSS)(宇宙から地球)の局(受信機)を保護するための技術的及び運用上の検討」に際し、アマチュア局がRNSSに対し与える影響の評価基準として、単に電波の強度や電波型式だけではなく、連続送信時間も加えるよう、日本政府として提案されるよう要望する。

RNSSは、衛星から発せられる電波を連続して受信しなければ機能しないものではないから、仮にアマチュア局が電波を短時間(例えば15秒間)発信し、一時的にRNSS衛星からの電波を受信できなくなったとしても、アマチュア局の送信が終了すれば、RNSS衛星からの電波を受信できるようになり、実務上支障は生じないと思われる。したがって、アマチュア局に対し、出力や電波型式だけでなく、送信時間に上限を設ければ、アマチュア局のRNSSに対する影響を抑えることができると考えられるため、以上の提案を行う。


なお、この件については、IARU(特に第1地域)が尽力してくださっています。私の2022年6月25日の連続ツイートをご覧下さい。

IARUとしては、アマチュア側からの提案として、以下の3つの案のいずれかを検討中のようです。

第1案:
バンド端1298-1300MHzは100WまでOK
1250-1254でデジタルATVを100WまでOK
1260-1262でサテライトを20WまでOK
そのほかは5mWまで

第2案:
Galileoに重なる帯域のATVは削除
1293MHzあたりにFM音声のローパワー帯を新設

第3案:
全帯域の出力(EIRP)を1Wに制限

JAとしては、第2案が比較的ましでしょうか。第1案の5mW制限は相当厳しいですし、第3案ではビームアンテナが使えなくなってしまいます。もっとも、1200MHz帯のアマチュア業務は2次業務ですので限界があります。JARLは動いているのでしょうか。とても心配です。

(2022-07-01 記)

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