RJX-601 AMの変調が乗らない

RJX-601をリアルタイムに使っていた世代ではないのですが、パネルのかっこよさに惚れて、2台持っています。

左下のブランド名が全部大文字の「NATIONAL」なのが前期型、1文字目だけ大文字の「National」なのが後期型だそうですね。

右は、有名な「棺桶マイク」。後期型に付属していました。左のマイクはこれより一回り大きいもので、私が入手した前期型に付属していたものです。ネットでもほどんど見かけず、詳細がよくわかりません。最初期はこれだったのでしょうか。

RJX-601前期型の修理

この前期型はヤフオクで落としたのですが、前の持ち主の方、発売開始直後に購入され、大事に持ち続けられたあと、終活で手放されたようです。思いが伝わってきました。

この大事な前期型ですが、ある週末の1エリア6mAMロールコールにチェックインしようとしたところ、キャリアは出るのですが変調が乗らないことに気づきました。FMでは正常に送信できます。

検索してみると・・・さすが、RJX-601にむちゃくちゃ詳しい畏友JG1BVX局のブログに手がかりがありました。

https://jg1bvx.com/archives/18825

「キャリアは出るけど変調が乗らない・・・・」RJX-601はAF回路を送受信で兼用しているため、受信ができて、FMが送信できて、AMが送信できないとなると、疑わしきところは2箇所のみ。一つはコレクタ変調回路上の線路の異常。もう一つはAM/FM切替SWの後ろからAM変調回路に至る線路の異常。

「コレクタ変調回路上の線路の異常」のチェックはなんとなく大変そうなので、まずは後者を攻めてみます。AM/FM切り替えスイッチ(S4-1)から出ている線にテスタを当てていきますが断線はなさそうです。回路図を見てみると、AM/FM切り替えスイッチ(S4-1)からRF出力切り替えスイッチ(S5-2)につながる回路があります。

試しに、RF出力切り替えスイッチに接点洗浄液を掛けてみると、AMに変調が乗るようになりました。

ダイヤルの周波数が大きくずれていたので、テクニカルガイドに従い、メインダイヤルのウラあたりにあるL5とC32を調整します。周波数カウンタがなくても、IC-7300Mとの鳴き合わせでなんとかなりました。

RJX-601後期型の調整・改造

ついでに、もう1台のRJX-601(後期型)の周波数ズレも調整。

さらに、思い切って長年の懸案に手を付けます。

キャリブレーショントーンの51MHz化。下の写真のX2を29MHzの水晶から30MHzの水晶に交換。半田面からの配線図があるのでとってもラクです。これで、51MHz/FMの呼び出し周波数にゼロインできるようになります。

この水晶、いつ買ったものかもう忘れてしまいました(それだけ長年温めていました。)。

FMナロー化。BVXさんのお告げを信じます。

FMナロー化はとても簡単。以前QEXに掲載されていた方法です。R80の抵抗(12kΩ)を68kΩに替えるだけ。あとはT12,T13(FM検波部)の調整のみ。SSGなどなくても、最新のリグからFM変調送信して、音質と音量が最大になるポイントを探せばOK。

https://jg1bvx.com/archives/18669

R80はここにあります。

R80をいったん外して、56kΩの抵抗を継ぎ足し戻しました。IC-7300Mで聞きながらT12, T13を回すと、確かに音量・音質が変わります。適宜調整して完了。

RJX-601のケースを開けると、懐かしい「ラジオのにおい」がします。当時の青年ハムたちも、この匂いを嗅ぎながら調整やら改造やらをやっていたのでしょう。そして、単2電池を9本も入れたRJX-601を担いで、丘の上からCQを出していたのでしょうね。

やっぱりカッコイイですよね。。大事に使っていきたいと思います。

(2021-01-24 記)

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