【速報】1.8MHz帯「J3E」即日開放!

※本稿に、総務省に問い合せた結果を書きましたが、これははあくまでご担当の方との会話を私なりに解釈したものであり、本稿の全責任は、総務省にはなく、私にあります。他方、お約束ですが、本稿の正確性を保証するものではなく、免許手続については各局の自己責任において処理されてください。(2020-08-20 23:10追記)

2020年8月19日、「一括記載コード告示」の改正が施行されました。
令和2年8月19日付け官報号外171号 (30日間は無料で閲覧可)

2020年7月31日に公開されたパブコメ結果を受けたものです(ちなみに、私の意見は51番です。)。
アマチュア局において使用する電波の型式を表示する記号を定める告示の一部改正案に対する意見募集の結果(総務省Web版)

→上記パブコメ結果の詳細版が、2020年8月19日付けでe-Govに公開されていました。
アマチュア局において使用する電波の型式を表示する記号を定める告示の一部改正案に対する意見募集の結果について(e-Gov版)         (2020-08-20 23:31追記)

結論:

今日から、1.9MHz帯の免許を受けている全てのアマチュア局が、1.9MHz帯J3Eの運用開始OKです!!(「3MA」「4MA」の局だけでなく、「A1A」の局も。)

「同番認証」を取得した機種をお使いの方はもちろん、1.9MHz帯J3Eの技適のない機種をお使いの方も、今日から1.9MHz帯J3Eの運用開始OKです。事後届出が必要ですが、コロナ禍ですのでゆっくりやりましょう。

事後届出で良いことは、総務省移動通信課に確認済みです!

以下、読み解き:

(1) 現在、局免の「1.9MHz」に「3MA」「4MA」が指定されている局は、本日、自動的に、「A3C、A3E、D3C、F3C、F3F、H3E、J3E、J3F、R3E」が追加指定されたことになりました(経過措置2及び3)。←大盤振る舞いその1。

(2) 現在、局免の「1.9MHz」に「A1A」だけが指定されている局も、「3MA」が指定されたとみなされましたので、本日、自動的に、「A3C、A3E、D3C、F3C、F3F、H3E、J3E、J3F、R3E」が追加指定されたことになりました(経過措置4)。←大盤振る舞いその2。

(3) 技適(技術基準適合証明)との関係は、先日のパブコメ結果で総務省の意見が示されていました。

・「無線設備が同帯域で「J3E」の技術基準適合証明等を受けている場合、手続きは不要です。」

IC-705のように最初から1.9MHz帯J3Eの技適がある機種と、IC-7300のように「同番認証」により1.9MHz帯J3Eの技適を確保した機種は、今日からJ3Eの運用開始OKです。事前許可も事後届出も、手続は何も要りません。

「同番認証取得機種」はこちら:

アイコム https://www.icom.co.jp/news/5409/
八重洲無線 https://www.yaesu.com/jp/amateur_index/support/1.9mhz.html

・「無線設備が同帯域で「J3E」の技術基準適合証明等を受けていない場合、現に免許(予備免許を含む)を受けている無線局において、送信機の外部入力端子に附属装置を接続したときに、同帯域において工事設計書にない電波の型式(J3E等)が発射されることとなっても、免許状の指定事項に変更がなければ(一括記載コードにその電波の型式が含まれている)、工事設計書の変更申請や送信機系統図(附属装置の諸元を含む)の提出は不要となります。
なお、この場合は、変更申請等は不要ですが、無線局事項書及び工事設計書15備考欄に「1.9MHz帯での音声通信」の旨を記載して直接届出を行っていただく必要があります。」

→要するに、「1.9MHz帯J3Eの技適がない機種」でも、J3Eの運用開始OKです。ただし、「無線局事項書及び工事設計書15備考欄」に「1.9MHz帯での音声通信を行う」と書いて届け出る必要がありますが、この届出は「遅滞なき届出(事後届出)」なので、「今日からJ3E運用開始、あとでゆっくり届出」でOKです。←大盤振る舞いその3です!

コロナ禍の状況は続いていますので、事後届出はゆっくりやりましょう。また、総通等への問合せは控えましょう。

この扱いは、4月21日に施行された、デジタルモードの手続簡素化のための電波法関係審査基準の改正(現に免許を受けている無線局の送信装置の外部入力端子に附属装置を新たに接続する場合は、無線局事項書の15の欄にその旨の記載があれば、デジタルモード運用OKとなった。)【↓ 2020-08-20 10:00追記ご参照】を根拠に、

・「外部入力端子」=マイク端子
・「附属装置」=マイク

とみなして、音声通信にも拡張適用するということです。何と大胆な!

無線局事項書の15の欄には、

モールス通信及びデジタルモードのため附属装置(PC等)を接続
1.9MHz帯での音声通信を行う

と書くとよいのではないでしょうか(BIB私案)

何という大盤振る舞いでしょう。総務省の粋なお計らいに感謝せざるを得ません。

(2020-08-19 記)


(4) 「3MA A3E J3E」の免許を早々と取得された局に対し「告示が施行されたらA3EとJ3Eを削除する手続をせよ」と指導している総通があるようですが、そのような削除の手続は必要ありません。先のパブコメ結果において、総務省から否定されています。

「本案改正により「3MA」及び「4MA」の一括記載コードに追加される電波の型式を、令和 2 年 4 月 21 日以降に電波法(昭和 25 年法律第 131 号)第 19 条の変更申請により追加した場合は、本案改正後に改めて当該電波の型式を削除する申請は必要ございません。交付済みの免許状により引き続き運用いただいて結構です。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000700840.pdf(意見41番への回答)

(以上、2020-08-19 23:30追記)


本件について、JARLからアナウンスが出ましたが、ツッコミ処満載です。

(1) JARL Webの更新情報は、なぜか3カ所に分かれていますが、使い分けがよくわからず「会員ファースト」ではありません。見にくいですね。

  • トップページ左端の「トピックス」
  • 下の左端の「News Flash」
  • 下の真ん中あたりの「What’s New」

今回の告示改正の話題は、「News Flash」にありました。トップページからリンクが張られていません。

(ちなみに「トピックス」のトップは髙尾会長の2020年7月付け挨拶文なのですが、いまだに「ハムフェア・・の開催に向けて準備を進めております。」とあります。さすがにそろそろ書き換えましょうよ・・・。)

(2) JARLのアナウンスには、「その他の無線設備で免許を受けている場合には簡易な手続きでSSBやAMなどの電話による通信が可能となりました。」とあるのですが、どのような「簡易な手続」なのか書いてありません。

答えは、上に書きましたとおり、「まず今日から運用OK。後日、無線局事項書の15の欄に『1.9MHz帯での音声通信を行う』と書いて、事後的届出を出す。」です。これをJARLが宣伝しなくてどうするんですか。

(3) A1Aが自動的に3MAに書き換わることについて、「JARLの意見が反映された」というアピールは忘れてませんね。たしかに、一括記載コード告示の改正案についてJARLが、

なお、1.9MHz 帯において「A1A」による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けているアマチュア局につきましても、3MA の記号による電波の型式が指定された免許又は予備免許を受けているアマチュア局と同様に、告示改正後に新たに音声通信等を行う際の免許手続の簡素化にご配慮いただきますようお願いいたします。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000700840.pdf  の1番

という意見を出しているのは事実なのですが、例えば、個人32番の方のご意見:

1.9MHz 帯の電波型式が個別指定「A1A」の免許についても、「3MA」に読み替えるようにしてほしい。

と比べれば、JARLの意見など、単に「簡単にしてください。どうやるかは総務省で考えてね。」と言っているだけであることがわかります。アマチュア無線界の代表組織を自ら任ずるなら、告示をどう改正すべきと考えるか、もっと具体的な案を出すべきです。現執行部は、パブコメ対応のための専門委員会を作るなどして、会員の英知を結集することをどうして考えないのでしょうか。

(以上、2020-08-20 0:00追記)


非技適機種の場合、「無線局事項書の15の欄(備考欄)」に「1.9MHz帯での音声通信を行う」と書いて事後届出しなければいけない理由について補足します。

本文に書きました「4月21日に施行された、デジタルモードの手続簡素化のための電波法関係審査基準の改正」とは、2020年1月17日に意見募集されたパブコメの「別添8 電波法関係審査基準の改正」のことです。該当部分のみ抜粋します。

全体像はJJ1WTL本林さんのサイトを参照 (2020-08-20 23:50追記)
http://www.motobayashi.net/kijun/criteria-06.html

今回、1.9MHz帯において、「送信装置の外部入力端子」=マイク端子に「附属装置」=マイクを新たに接続することになったとみなし、「無線局事項書の15の欄(備考欄)」に「その旨」=「1.9MHz帯での音声通信を行う」と書いて事後届出すれば、それだけでOKとした(逆に、その事後届出だけはやってね。)という取り扱いをしてくれることになったわけです。

(以上、2020-08-20 10:00 追記)


1.9MHz/J3Eの非技適機種の取り扱いについて、総務省移動通信課に問い合わせました。

  • 無線局事項書の15の欄に「1.9MHz帯での音声通信を行う」と書いて事後届出が必要、という方針は一切変更していない。
  • 関東総通含め各総通にも、改めてその方針で行くことを確認した(する)。
  • 事後届出が必要という点が昨日の告示に書いてないのは、電波法関係審査基準により求められる手続だから。
  • 審査基準第15・6項(送信装置の審査)の(10)なお書きを適用して「1.9MHz帯での音声通信を行う」との記載がされていると「みなす」ことはできない(過去に、1.9MHz帯において音声通信の許可を得ている局はいないから。)。

とのことでした。

(以上、2020-08-20 23:10追記)


JARLのアナウンスに、「簡易な手続き」の具体的な内容が追記されていました。パブコメでの総務省の回答のコピペですが、追記前よりも格段によくなりました。

(2020-08-21 08:50 追記)

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