JARL社員総会の委任状・議決権行使書が開示されました

JARLより、第9回社員総会における委任状と議決権行使書が開示されました。

JARLの社員総会における採決の集計方法が不透明であるとの批判がなされていました。昨年(2019年)の社員総会では、集計作業に社員の立ち会いを認めよとの動議が提出されましたが、認められませんでした。今年(2020年)の社員総会では、社員2名の立ち会いが認められましたが、議決権行使書の実物の確認はなされませんでした。

先日の「会計帳簿」の開示に続き、「社員総会における採決の集計」という「JARLの不透明な部分」が、今回の開示により、一部ですが、明らかになりました。

JARLの透明化が、わずかですが、また一歩進みました。


一般社団法人及び一般財団法人に関する法律は、社員総会に提出された委任状と議決権行使書は、一般社団法人の本部に3ヶ月間備え置かれ、社員なら誰でも、閲覧・謄写ができると定めています(法人法第50条第5項、第6項、同第51条第3項、第4項)。社員総会が適正に行われているか、特に、賛否の計数が適正に行われているかを確認することは、社員として当然の権利です。

先日の会計帳簿閲覧・謄写請求のように、全社員の10分の1が共同で請求する必要はなく、社員1人からこの権利を行使することが可能です。また、「請求の理由」を示すことも不要です。

(議決権の代理行使)
第五十条 
5 一般社団法人は、社員総会の日から三箇月間、代理権を証明する書面及び第三項の電磁的方法により提供された事項が記録された電磁的記録をその主たる事務所に備え置かなければならない。
6 社員は、一般社団法人の業務時間内は、いつでも、次に掲げる請求をすることができる。
一 代理権を証明する書面の閲覧又は謄写の請求
二 前項の電磁的記録に記録された事項を法務省令で定める方法により表示したものの閲覧又は謄写の請求

(書面による議決権の行使)
第五十一条 
3 一般社団法人は、社員総会の日から三箇月間、第一項の規定により提出された議決権行使書面をその主たる事務所に備え置かなければならない。
4 社員は、一般社団法人の業務時間内は、いつでも、第一項の規定により提出された議決権行使書面の閲覧又は謄写の請求をすることができる。

一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=418AC0000000048#Q

JARLの第9回定時社員総会の翌日である2020年6月29日、社員有志の代表として、3人の社員(JA3HBF田原廣、JH3GFA平田淳一、JJ1WTL本林良太。代理人:7K1BIB山内貴博)が、JARL会長JG1KTC高尾義則氏に対し、委任状及び議決権行使書を開示するよう求める内容証明郵便を送りました。今回は、JARL執行部は、あっさりと開示に応じました。

JARL執行部は、委任状や議決権行使書に、個人情報の保護は適用されないとの見解を採用し、全社員に対し、令和2年7月2日付けの髙尾会長名義の文書で知らせています。

令和2年7月2日付けJARL髙尾会長名義の「社員各位」宛手紙より

JARL社員は選挙により選任されるのですから、有権者である会員に対し責任を負っており、社員総会における賛否について個人情報の保護が及ぶとは考えられません。

7月3日午前中に、JARL本部にて開示が行われました。

2020年7月3日 JARL本部にて

開示された委任状及び議決権行使書は現在精査中ですが、今のところ、以下のことが分かっています。

  • 議決権行使書は75通、委任状は15通でした。
  • 議決権行使書のうち74通は、ペンでの自署があり、封筒に入れるときに付いたと思われる折れ目があったので、原本と思われました。1通は、自署部分も含め、全体がコピーのように見えました(折れ目も入っていませんでした)。
  • 改ざん等の痕跡は今のところ発見されていません。
  • 第1号議案を「賛」とした議決権行使書は65通、「否」とした議決権行使書は10通でした。これは、hamlife.jpの記事と一致します(なお、JARLの公式発表には、議決権行使書と当日出席者の票の内訳が記載されていませんが、明示すべきです。)。

なお、JARL社員有志は、JARL執行部が会計帳簿の開示に応じないことを、2020年6月17日に発送した手紙で社員の皆様に知らせました。この手紙の前後の議決権行使書の賛否と、当日出席者の賛否の行動を比較すると以下のようになります。

全数第1号議題(決算)に「否」
6月17日までの議決権行使書55通4通(7%)
6月18日以降の議決権行使書20通6通(30%)
当日出席者49人40票(82%)

会計帳簿の真実が知られるにしたがって、現執行部によるカネの使われ方を「否」とされる社員の方の割合が、確実に増えていることが分かります。

議決権行使書の多くは、JARL執行部が会計帳簿の開示を拒否していたことが広く知られる前に提出されたものでした。先日開示された会計帳簿により、同席者が不明な150件を超える「打ち合わせ」費、200万円を超える会長の旅費交通費、宛先が不明な「手土産」「祝い金」、会長の義兄の葬儀への生花代等の不適切な支出が大量に発見されたことがもっと広く知られれば、多くの社員の方が、考えを変えられると、社員有志は信じています。

本件につき、ご不明な点、ご意見等がありましたら、7k1bib-atmark-gmail.com(-atmark-を@に変更)までご連絡ください。

(2020-07-05 記)

JARL社員総会の委任状・議決権行使書が開示されました」への1件のフィードバック

  1. 毎々レポートを興味深く拝読致しております。
    アマチュア無線は40有余年継続している趣味でありますが、旧来よりJARL総会の紛糾情報等はJARLニュースやCQ誌などで知るところでありましたが 所詮 “大本営発表” 的 な内容故 何が紛糾する問題点なのか知るよしもありませんでした。しかし 今の時代になり リアルタイムに近いレポートを読むにつれ ただ堕落した、何を目的にしているのか理解し難い団体である事は認識出来ます。
    何にせよ 会員は執行部の団体運営に目を向けている と云うことを知らしめねば 成らぬことであると思っています。
    国が許認可を行う、遊び(業務では使えないと云う意味)に対する唯一の制度を 真面目に”遊ぶ” 為に 真面目に考えねば と 思う次第です。

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