JARLの委員会について

JI1DWB大矢浩氏(現・JARL推薦理事)のブログに、JARLの「委員会」についての重要な指摘が掲載されています

・・・私が出席した理事会において、委員会からの答申が文書化されておらず、口頭説明だけであるものがあったこと、答申が結論だけで理由の説明がないものがありました。このため、理事会での審議が白紙からの議論となり、委員会での検討がほとんど無意味となるケースがありました。答申がその理由・根拠とともに文書化されていなければ、過去の業務執行の決定の経緯をレビューすることもできません。

また、規則第34条では「年度を越えて検討を継続する場合には、各年度ごとに中間報告を行わなければならない。」と規定されていますが、中間報告はほとんど行われておらず、個々の諮問に対する検討の進捗状況が全く把握できない状況です。

委員会は、本来「専門の事項に関し、理事会を補佐するため」に設けられるものです(定款66条)。なのに、理事会に対する答申が不十分だったり、検討の進捗状況が理事会ですら把握できないとは何たることでしょう。JARLのガバナンス欠如と言わざるを得ません。

JARL中央局運用委員会

JARLには、現在11個の委員会が設けられていますが、2020年3月15日の「Radio JARL.com」で、髙尾氏は、

「それプラスね、『JA1RL JARL中央局運用委員会』っていうのもあるんですけどね。」
「それはちょっと、別枠なんですけどね。」

と発言しました。何ですか「別枠」の委員会って・・・。委員会は理事会が設置するものと定款66条4項に明記されており、別枠の委員会の存在など許されません。

また、この中央局運用委員会のメンバーがどうやって選ばれたか、その人選の過程も不明です。JA1RLを運用してみたいと思う無線家は多いと思うのですが、髙尾氏が親しい人を選んでいるとすれば、不公平と言わざるを得ません。

JARL本部には資料室があり、立派な無線機も置かれているのですが、いずれもJA1RLに属する無線機で、しかも、髙尾氏から「やたらに運用するな」と言われているそうです。JA1RLの希少価値を損ねたくないのであれば、JARLが保有する別の局(例えば、JA1YAA)の無線機を並べた方がよいのではないでしょうか。せっかく無線機があるのに、訪問した会員が使えない。これが、会長の仰る「会員皆様ファースト」なのでしょうか。

会員増強組織強化委員会

髙尾会長が自ら委員長を務める委員会です。ここからいくつかの施策が繰り出されて来ますが、どうも、費用対効果がきちんと計算されて立案検討されているようには見えません。

その極めつけが各種キャンペーンで、特に3年以上継続した会員について会員期間を1ヶ月延ばすキャンペーンは、会員にも知れ渡っておらず、留保金を2000万も費やすだけの効果があるとは思えません。にもかかわらず、2020年2月の理事会に対し、会員増強組織強化委員会から提案され、継続が決まってしまいました。

「WAKAMONO」イベントもこの委員会が行っているものですが、年初の事業計画/予算に含まれているというだけで、理事会を通した扱いになっているようです。当該イベント単独の収支も不明で、アマチュア無線の若年層への普及効果も検証されていません。

「会員増強」「組織強化」の名の下に、何でもやってよい訳ではありません。

髙尾氏のブログには、会員増強組織強化委員会を開催したことがよく記載されていますが、具体的にどんな議論が行われているのかをうかがい知ることはできません。そもそも、委員会は理事会、ひいては会員のための組織なのですから、開催毎に議事録を作成し、会長の個人ブログではなくJARLの公式サイトで情報開示されるべきではないでしょうか。

電子QSL委員会

電子QSL委員会の委員長は、かつては髙尾氏でしたが、今は信越理事の髙橋哲也氏が務めています。5年かけて理事会に提案された案が、単なる画像交換システムにすぎないことについては、別稿で検討しました

改革の必要性

このように、多くの問題を抱える委員会の運営の適正化を図るための議案が、2019年11月に開催された第48回理事会に大矢理事から提案されましたが、あろうことか、髙尾会長、日野岳専務理事他8名の理事の反対により否決されてしまいました。会員増強組織強化委員会の内容の公開を恐れたのでしょうか。現執行部は、もはや末期症状に陥っていると言わざるを得ません。

2020年のJARL選挙において、JI1DWB大矢浩理事には絶対に当選していただかなくてはなりません。

その上で、大矢理事の上記提案が改めて理事会で可決され、不透明な会員増強組織強化委員会の見直し、新たな委員会の設置(財政調査、電波法制検討、違法局対策等)等、JARLの正常化が進むことを願います。

(2020-04-05 記)

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