電波有効利用成長戦略懇談会追加提言パブコメの結果公表

標記パブコメ募集に対し、私は4項目すべてに意見を出していました

パブコメ募集の結果が、2019年12月17日付けで公表されました。

私の意見は、「別紙3」の14~17行目に、「個人⑩」として記載されています。サマリー版(別紙2)にもたくさん取り上げて頂きました(10頁、11頁、22頁、23頁、26頁、28頁、30頁)。

JJ1WTL本林さんの整理をみると、私の意見を「流用」してくださった方がたくさんいらしたようです。とてもうれしいです。ありがとうございました。

さて、注目の「資格を持たない者によるアマチュア局の操作」についてですが、慎重論が続出してしまった過去とは違って、今回は賛成意見が多数を占めました。アマチュア界の悲願が実現されるでしょう。広く、アマチュア無線に関心を持ってもらうために、有効活用せねばなりません。

問題は、どこまで広がるか。「社団局に限らず個人局も」「年齢制限なく」が実現できるか、今後の動きに注目です。また、監督者側は、「養成課程講習会の講師の要件を満たす者」なんて大幅な限定をかけたら絵に描いた餅になりますから(新しい「特権」でも創設したいのでしょうか。)、資格要件は外すか、せいぜい「3アマ以上」でよいのではないでしょうか。

ところで、JARLの意見(64行目)

ワイヤレスIoT人材育成の観点からアマチュア無線の資格を持たない青少年等が有資格者の下でアマチュア無線を一時的に体験できるような機会を設けることにより、アマチュア無線に多くの青少年等が興味を持ち従事者資格取得し、成長した人たちがプロとして業務用の無線従事者免許取得に繋がり、それによりICT システムの導入に必要な知識・技術を有する人材育成への一助になることを期待します。
当連盟としても青少年等の育成を積極的に推進しており、かねてから要望しておりました青少年等が有資格者の下でアマチュア無線を一時的に体験できる運用について、今回の追加提言案に賛成いたします。
追加提言をふまえより多くの青少年等にアマチュア無線に触れていただく機会を提供することができるように、本提言の実現を切に希望いたします。

は、通り一遍で平板で他人事のようです。「この制度を利用してアマチュア無線家を増やし、IoT人材の育成に貢献します!」といった気概は全く感じられません。しかも、つい先日まで、「資格を持たない者によるアマチュア局の操作」の拡大には極めて消極的だったのですから(ご参照:JR3QHQ田中理事のブログ記事)、「かねてから要望しておりました」とはよく言ったものです。さらに、他の3項目についても意見を出すべきだったのではないでしょうか。

JARLのパブコメへの意見は、理事会を経由しませんので、会長・専務理事・事務局で作成されたものと思われます。また、時系列的にみると、JARL執行部は、このパブコメ募集が行われていたことに、気づいていなかった疑いすらあります(ご参照:JJ1WTL本林さんのブログ記事末尾)。

JARDのように(別紙3の54行目)、アマチュア無線を巡る制度の改革にもっと積極的なJARLになって欲しいものです。

【意見】
1 提言の例示の方策については、大いに賛成します。体験する対象としては、青少年に限らず広く一般の方々も含めるべきであり、また、 その場として、イベント等の臨時の局に限らず、学校等のクラブ局も含めるべきと考えます。早期の制度化を期待します。

2 関連して、無線利用への幅広い関心の成就のための一方策として、アマチュア無線の本来業務の一つに、ボランティアとして実施する 災害時の通信やその訓練も兼ねた公的イベント等の運営に係る通信などの「社会貢献」を含めるべきと考えます。国民共有の財産である 電波の利用は広く国民に還元されるべきものであり、その考えに沿うものです。

【理由】
・ものごとに興味をもってもらうには、体験することが最大の効果となります。アマチュア無線においては、現在、国際宇宙ステーションとの 交信に限り、いわゆる「無資格運用」が認められていますが、有資格者の監督等の一定の条件下で、その範囲を拡大し、広くアマチュア無 線を志す機会を設けるべきです。

・アマチュア無線は、子供でも取得できる国家資格・免許であります。また第4級から第1級までのステップアップの資格構成となっており、I CT分野に限らず科学技術全般の人材育成の場として最適なものであると言えます。また、多くの国民が無線利用の基本を学びその意義 を認識する手段として最も効果的であり、広く国民の無線利用に関するリテラシーの向上に資するものと考えます。

・この前段として、アマチュア無線への関心を惹起することが不可欠であり、その方策の一つとして、単なる趣味の範囲を超え、災害時の 通信等の「社会貢献」をアマチュア無線の本来業務の一つとし、その社会的役割や意義をより明確にすることにより、国民から見てより クールなものとしてアマチュア無線が存在し、裾野の広がりが大いに期待できるところです。

【要望】
1 長期的な人材育成策の一つとして、青少年のアマチュア無線資格取得に対する養成課程受講料や国家試験受験料への助成金等の 支援制度の創設を要望します。

2 アマチュア無線をより利用しやすいものとするため、無線局免許制度及び手続きの一層の簡素化を要望します。

 

(以上、2019-12-21 記)
(2020-01-17 JARDの意見を追記)

 

 

電波有効利用成長戦略懇談会追加提言パブコメの結果公表」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: JARL選挙立候補に当たっての所信(2020年関東社員) | 7K1BIB/AC1AMの業務日誌

  2. ピンバック: JARL選挙立候補に当たっての所信(2020年関東社員) | 7K1BIB/AC1AMの業務日誌

  3. ピンバック: 7K1BIBの選挙活動まとめ | 7K1BIB/AC1AMの業務日誌

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中