「平成29年度電波の利用状況調査の評価結果(案)」に対する意見を提出

標記の件がパブリックコメントにかかっていました。

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=145209118&Mode=0

本日、以下の意見を個人として提出致しました。

<意見の対象箇所>
報告書案「第2節26.175MHz 以下」「(3)総合評価」(4-31頁)に、
「・・・船舶無線及び航空無線システムでは今後も一定の需要や新たな用途への需要が見込まれていることを踏まえ判断すると、適切に利用されていると認められる。」とあるのは、

「・・・船舶無線及び航空無線システムでは今後も一定の需要や新たな用途への需要が見込まれているものの、今後は、アマチュア局を除いた電波利用システムの無線局のみの推移を深堀し、適切な周波数の再編を実施すべきである。」と修正されるべきである。

<意見の理由>
本周波数区分においてはアマチュア局の占める割合が大きいにもかかわらず、それ以外の無線局との区別がなされずに調査が行われているため、業務局の動向が適切に洗い出されていない。報告書案4-32頁の「調査事業者意見」においても同旨の指摘がなされている。

電離層反射による長距離伝送が可能である短波帯は、かつては業務用途の長距離通信に用いられてきたが、伝搬状況に左右され通信が安定しないという致命的な短所がある。加えて、インバーター、太陽光発電等々のノイズにより、(悪しきことではあるが)特に都市部では短波帯による通信は年々困難となっている。他方で、昨今ではインターネット通信や衛星通信等、より安定した通信手段が提供されている。よって、今後、業務用途の通信を本周波数区分において推進することは不必要・不適切であり、超短波以上の周波数帯または代替的通信手段に移行させることが適切である。

なお、我が国において、1.8MHz帯及び3.5MHz/3.8MHz帯はアマチュア局と業務局に細切れに割り当てられているが、我が国が属する第三地域の国際分配では1.8~2.0MHz及び3.5~3.9MHzがアマチュア業務に割り当てられている。また、世界無線通信会議(WRC-15)を受けて、5MHz帯を新たにアマチュア業務に開放する国が急増している(ある調査によれば、全世界ですでに67ヶ国。http://www.hb9amo.net/60meter.php )。太陽活動の低迷によるアマチュア局のローバンドへの国際的な移行を踏まえると、これらの周波数帯における業務局とアマチュア局の混信・混乱の可能性は今後ますます増大しかねない。業務用途としての短波帯重要性の低下を踏まえれば、これらの周波数帯における業務用途への配分は廃止し、アマチュア業務への適切な配分を実現すべきである。

 

「平成29年度電波の利用状況調査の評価結果(案)」に対する意見を提出」への1件のフィードバック

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